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お歌の先生やっててつくづく童謡ってすごいなと思った、という話

2016/12/29
幼児の生徒ちゃんのお歌の先生をやってて、童謡ってすごい…本当にすごいんだ…!と身をもって感じることが多かったので、それを書き留めておきたいと思います。

「ちょっと難しい歌でもこどもは吸収が早いからすぐ覚える」とかよく聞きますね。

でも歌のレッスンとしてやっていくに、現実問題、幼児さんは好きな歌さえも、難しいと覚えられない事は多いです。

‪「違う誰かがその歌唱の責任を負っている」状況でそこに乗っかって楽しむ、ということと
‪(違う誰か=CDなり生身の歌い手なり)‬

‪「自分が"歌い主"になってその歌を責任持って歌う」ということは

全くの別問題なんですよね。

‪幼児の音域、歌唱技術、記憶力と処理速度。
(あとここに歌詞についても加えたいけどひとまず省略します)

自分で選んだ好きな歌でさえ、覚えにくさ・カウントの取りにくさに、だんだんと…疲れた顔をしてきます…。

私の指導力の問題かもしれませんが、でも大人でもカウント出しにくい歌って結構あります…よね…?
(まぁこういう場合にはまた別の対応をするわけなんですが今は省略。)

子どもに寄りますが、あんまり私は「歌をきちんと歌うことはしんどいこと」というイメージをつけたくないので、なるべく実力と自信をつけてから難しい歌に手を伸ばしてほしい…と思っています。

‪と言うことで、語弊があったらすみませんが、
「この子が1人で"手に負える"歌はなんだろう?」と考えた時、私はいわゆるおかいつソングやアニメソングはいったん脇に寄せちゃいます。‬

‪「メロディが複雑でなく、‬
‪長すぎず、‬
‪音域も広すぎず、‬
‪しかし、きちんといい歌」‬
‪と考えたとき。‬

そう!!

‪童謡の出番なのです。‬

‪すごく思い出深いのが「チューリップ」。‬
さいた、さいた、チューリップの花が♪の歌です。

これは、高い音が少し苦手な(本人も消化不良な表情をする)年長の女の子に出しました。

‪チューリップってね、ド~ラの6つの音しか使われてないんです。‬

‪なのに「どの花見ても…」の部分の、あの、花壇を見渡して視界がチューリップでいっぱいになったような、あの壮大なメロディ…!!‬
歌い甲斐ありますよね…すごい。

‪つまり、「チューリップ」は‬
‪歌唱音域が狭くても、歌う達成感を味わえる歌。ということなんです!!

‪歌詞も単純で比較的想像がしやすい。
‪しかも休符のタイミングで次の歌詞のガイドも出せる!‬笑
‪幼児さんはまだ文字読みができないので、だいたいはガイド出しが必要です。‬‬

多少わからなくても構わず歌い続けられる子もいますが、歌詞をスムーズに追えられなければ現実問題脱落しやすい子が多いと感じます。‬

‪もちろん、団体で歌うという状況であれば、歌詞がわからなくてもなんとなくごまかしごまかし楽しく歌えますし、そういう楽しさも勿論!あります。

‪でもね!‬
‪それとは別に、
自分がその歌唱の責任を負って歌うのってね、
‪とっっってもたのしくて、充実したものなのです!!

‪この歌ならこの子に合うかな、と思い課題にしてみたら、その子はすごくすごく充実した歌唱をしてくれたんですね。
本人も前の曲より満足そうでした。

‪この歌なら無理なく歌えるという安心があって、存分に気持ちを込めることができる。‬
‪つま先立ちのような歌唱じゃない、自分の力を発揮できる、こどもと楽曲が信頼関係で結ばれている。‬

‪それができるのが童謡なんだと。
そしてその歌唱がとてもいい歌唱だったので、私はピアノを弾きながら感動していました。

「こどものための芸術歌曲」とは当初の童謡運動「赤い鳥運動」のスローガンですが、うーん、こういう事だったのか…と再確認。

‪「いぬのおまわりさん」なんてメロディ長いのに歌詞とメロディが一体化しすぎてて「歌詞の続きが出てこない」なんてことないしね!すっごいよ!!‬

(※厳密にはチューリップは唱歌だし、いぬのおまわりさんも明確には「赤い鳥運動」よりもっと後のプロジェクトの作曲家さんによるものなんですが、ひとまず「童謡」とくくります)

‪もちろん例外はありますよ!‬

‪童謡ってどうしてもこどもをこども扱いする目線があるので、早い子なら童謡のそういう一面に就学前には気付きますし。
‪あと「童謡」ってどこまでを指すかというね。そこも難しいんだけど。‬。


‪結論迷子ですが、何が言いたかったかというと!

こどもは吸収が早いとはいえ、そこまで早いわけでもない、と身をもって感じたこと。‬
(とってもとってもと~~~っても当たり前のことなんだけど、関わってなおさら深く思う。)

‪そしてそういう面から考えても童謡は真の意味で「こどものための芸術歌曲」であって、先生業やってると童謡のそういう素敵さをこどもの歌声を通して何度でも噛み締められるので、とても…うれしいなあ。と思った。ということ。‬笑


‪童謡すごいよ。‬
‪すっっっごいよ!!!!‬(推し)




なんの画像もないのは寂しいので、母の作った巻き寿司をご披露。
来年は酉年ですね(*^_^*)




※補足
いわゆる今時のキッズソングを否定しているわけではありません。念のため!!
聴いて楽しんでのめり込むぶんにはとてもいいものだと思っています。
17:29 童謡エッセイ | コメント(0) | トラックバック(0)
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